夢の中まで

好きだから崇めるスタイル

12周年を迎えたNEWSは、ここからどう展開していくべきか増田貴久一万字インタビューから考えてみた

今日でNEWS結成から12周年が経ちます。私は2007年にNEWSを好きになったので、12年のうち8年間しか知らないのですが、それでも結構長いグループになってきたなあと感慨深いです。せっかくだし何か記事を書きたいなと思っていたら、8月に増田さんのMyojoの一万字インタビューを読んで書きかけだった記事が出てきたので、いい機会だしそれを加筆して公開したいと思います。12年という時が過ぎ、これからNEWSはどういう風に展開していくべきか、私なりに考えてみました。長くなりますが、どうぞよろしくお願いします。


 

今年の8月にMYOJOに我が担当増田さんの1万字インタビューが掲載されています。多くがNEWSの活動について語られているものでした。まあ脱退から4年が経とうとしている今でも、どこかこの話題は私的にあまり好きじゃなくてですね、やっぱ相当なショックを受けた出来事であったので忘れられないし、なるべくならあのショックをあまり思い出したくないっていうのがあって。あれがあったからよりドラマ性のあるグループになったのは確実だし、4人のNEWSのがいいよねって言ってくれる人ももちろんいるから、6人のNEWSと4人のNEWS(私は6人時代に好きになったのでこの2つを出させてもらいます。9人8人時代は私には語れないので)どっちがいいとかあんまり議題として扱いたくない。もちろん今のNEWSも大好きです。でも、私が最初に好きになったのは6人のNEWSだったから。今がいいとしても、過去もよかったと私は信じていたい。4人が良いみたいなことばっかり言われちゃうと、なんだか私が好きになった6人のNEWSが否定されてしまっているような気がしてしまうんです。わかってるんですよ私も。4人の方が確かに雰囲気もよくなったとは私も思っているし、4人がいいよね論を否定するつもりは全くないんです。だけど、だからって6人のNEWSを認めないみたいのは違うんじゃないかと。傲慢だとは思うけど、4人時代に好きになった人も6人時代の良さもわかってほしいって思っちゃいます。押しつけがましい理論だとは思うんですけど。

 

まあすごい長く書いちゃいましたがこの問題については結構ファンの間でも考え方が違うので、今言ったこともこれから述べることも私の意見であるだけで、何かを否定とかするもんじゃないし、押し付けるもんでもないっていうのを最初に保険として言っておきたいと思います。

 

「前だけ向いて、全力で走ってきた4人に、”いろいろあったけど、それを乗り越えてがんばってます”みたいな物語、まったくいらないんですよ」

増田さんのこの言葉が何を意味するのか、最初私は分からなかったんです。NEWSのドラマ性ってどのグループよりも波乱万丈でそれもファンを惹きつける一つの要因だと思ってやまなかった。私もその一人だったし。でも、本人たちはそれを望んでいないのか・・・?私はこの言葉の意味を「今の俺たちが前を向いて頑張ってるのに、なぜ世間は過去のことしか目を向けないのか」という風に捉えました。真意なんて誰にとわからないんですけど、あくまで私は。

世間のNEWSのイメージは「山Pが『前に』いたグループ」とか、「『前に』メンバーがいっぱい抜けたグループ」という感じが強いと思います。私自身、このような言葉を周りの人からかけられているので。周りの人は決して「ああ!あの増田くんがいるとこだよね!」とか、「4人でチュムチュムみたいな歌出してるよね!」とか思ってないんです。『前に』苦労してたグループで、今はどうなのか正直あんま知らない、世間の人はその程度に思ってます。『今』のメンバー、『今』の活動は、『前』にあったNEWSの出来事のインパクトを越えられて無いんだと思うんですよ。世間の人からみると。ファンは分かっている、彼らが今何をしてるのか。ファンはちゃんと今の彼らに惹かれている。ただ世間は、今の彼らより、前の、苦労した彼らにしか興味がない。何をするにも、どんな番組に出ても「苦労してきた人たち」というレッテルが貼られてしまう。背景にそれがちらつく。だからなおさら今の自分たちを見てもらえない。そんな現状が増田さんは嫌なのではないでしょうか。

ただ私は、増田さんと違って、物語は必要だと思います。今の彼らも好きだけど、昔の彼らも好き。脱退という事柄が起きなかったとしても、時間の流れは全て物語だと思ってます。NEWSはその物語に少し波乱があっただけであって、どのグループにも物語はあると思うんですよ。例えばずっと目指していたドーム公演ができた、というのだって物語だし。何も脱退というものを乗り越えたから物語ができたわけではない。そしてどのグループにも物語がないと面白くない。あえて言うなら、そこに波乱がある方が私は追ってて楽しいです。こんなに心を突き動かされるアイドルの物語は、他のグループのファンだったらきっと体験できなかったはずです。(だから脱退を肯定するという意味じゃないですが)せっかく物語がファンを魅了しているという現実があるのなら、大いにそれを利用すべきです。加えて世間にも、私はこの物語を使うべきだと思ってます。『前に』いろいろあったグループというイメージは利用できないでしょうか?そのドラマをより深く知ってもらうことで、今の彼らを好きになってもらうのだって、そう難しくはないはずです。前だけ向いて、全力で走ってきた4人の物語だって、人を惹きつける力は大いにあると私は思います。実際に私が惹きつけられているので。悪い言い方をすると、ドラマ性を武器に変えるべきだと思うんですよ。ドラマ性は他のグループにはない。ドラマ性を感じたいなら、NEWSを見るべき。それをもっともっと世間に知ってもらえれば、NEWSのイメージ向上につながるのではないでしょうか!

芸能人である限り、認知度というのは無視できない事柄です。認知度や人気が無ければ、芸能人は生きていけません。 ファンの間だけで消費されていては、ずっとずっと現状維持のままです。新たなステージに行くNEWSを私は見てみたい。その物語だって、私たちを惹きつけるはずです。


話があっちこっちに行ってしまいましたが、私が言いたいのは「NEWSの物語には人を惹きつける力がある」ということです。それを利用しない手はない。結成から12年、他のグループにはない道を歩んできたという事実は必ず武器になります。新たなステージへと進むためにも、もう少し、この物語に頼ってもいいんじゃないかなあと私は思います。

12年という長いようで短い間、私たちをずっと楽しませてくれてありがとうございます。これからも末長く、お付き合いしていけたらなあと思います。12周年、おめでとうございます。